ENGINE PARTS

ENGINE PARTS - L型

究極の形状

ひとつの機能を徹底的に追及すると、『究極の形状』が見えてくる。 柿本式のL型パーツは軽量化と機能&耐久性が作り上げたカタチを持っている。
独自のチューニングセオリーに、データ-とテストを積み重ね改良を重ねた末、そののフォルムが形成されてきた。
なかには、一目で柿本改のパーツだと見分けるひともいるようだ。 性能を徹底追求していくと、素材の形状はあるラインに収束してくる。
柿本改パーツを見て、性能に直結したラインには「贅肉がない」という事実をダイレクトに感じとってくれれば、柿本改にとってこれ以上ない褒め言葉だ。
耐久性、高性能、徹底軽量、高能率......それを追い求めた結果がここにある。
 

VALVE GUIDE

材質はIN用ALBC製。EX用PBC製。
指定クリアランス100分の1〜3。

バルブガイド

希望小売価格(税抜本体価格):廃盤
商品コード:EG.NL051
L型エンジンをチューニングし高性能を狙う場合、バルブのセット長と同様、バルブクリアランスやシートカット加工も重要なファクターだ。
柿本改オリジナルのバルブガイドは、その材質にALBC製とPBC製を使用している。 ALBC製のバルブガイドはIN側に使い、EX側はPBC製を組み込む。指定のクリアランスは、ターボなら100分の1、メカは100分の3だ。 通常のバルブクリアランスよりも少なめにとるのが高性能エンジン製作のコツとなる。 バルブの焼き付きは、クリアランスが少ない場合よりも大きい場合に起こることが多い。
柿本改のビッグバルブを使う場合は、FC製でもOK。

CONNECTIONG ROD

SCM素材を使用。中心間距離:137.3mm。
小端部径:21φ。大端部径:53φ。

クロモリ鍛造コンロッド

希望小売価格(税抜本体価格):廃盤
商品コード:EG.NL011
基本的な寸法は、L14コンロッドと同等としながらも断面構造で強度追求を行い、重量バランスや柿本改独自の形状が決定されている。 強度と軽量化の相反する要素を高い次元でバランスさせた。 柿本改ならではの性能が自慢。また、キャップ部分には2本のリブが設定され、チューニングエンジンの強大なパワーに対処している。

BIG VALVE

IN46φ、EX38φ 素材は21-4N。
ステム長はノーマル比でIN4mm/EX3mm長く設計。

ビッグバルブ

希望小売価格(税抜本体価格):廃盤
商品コード:EG.NL081
L型のチューンを追い詰めていくと、シートリングを大きく沈めてバルブのセット長を稼ぐ必要がある。 しかし、この柿本改のバルブはその必要がない。 IN側でステム長をシートあたり面から118.5mmと、ノーマル比で4mm長く設計されているので、通常1.5〜2.0mmの面研でOKだ。 ただし、SPLタイプは5mm面研が必要だ。サイズはIN:46φ、EX:38φ。 素材は21-4Nを使い、タフトライド処理が施されている。 フェース部と軸端はステライトチップだ。変形することなしに耐えうる限界を追求してこの様な形状になった。 ステム径はノーマルと同じ8.0mm。 柿本改のタイプ?リテーナーとセットアップすれば,L型をベースにしたチューニングを計算され、テストされ尽くした性能が得られる。

DAMPER PULLEY

ダンパー内臓のビッグプーリーとウオーターポンプ、
オルタネーター用のプーリー、専用ベルトを組み合わせる。

ダンパープーリーセット

希望小売価格(税抜本体価格):廃盤
商品コード:EG.NL031
エンジン外観の雰囲気をガラリと変えてしまうビッグサイズのプーリーだが、これは装着パーツではなく、完全な機能パーツだ。 L型フルチューンのように6気筒用の長いクランクを使用し、高回転域を常用するエンジンで発生するクランクシャフトの振動は、プーリー内部のダンパーで熱に変えて吸収する。 この熱吸収率をグンとアップさせるのが、BMW Big6エンジン用のダンパーを使ったプーリー。 キー溝は2個設けられている。ピックアップレスポンスは,少々犠牲になるが、9000回転以上を回すエンジンにとって振動吸収のメリットは、 トラブル回避という面だけでも計り知れないほどの効果をもたらす。 当然のことながら、ウオーターポンププーリーやオルタネータープーリー、駆動ベルトも専用のものをセット。

ROCKER GUIDE

材質にSCM440を採用。
 

軽量ロッカーガイド

希望小売価格(税抜本体価格):廃盤
商品コード:EG.NL001~003
L型専用の柿本改パーツは面研4mmといったような大幅な加工をすることなく、 一般的なレベルの加工で高性能な仕様を作り出すことを可能にしている。 素材から吟味した軽量タイプのロッカーガイドもその内のひとつだ。 材質にSCM440を用い、K・Cam'sのセット値に合わせて、ロッカーアームをセットアップできるように、 厚さ2mm、3mm、4mm、5mmの4タイプが用意されている。 ロッカーアームも柿本改ではノーマルをベースにして徹底的な軽量加工が施されている。 このロッカーアームのレバー比を正確に管理してやることがカムのリフト両とバルブのリフト量を6気筒分均一にする要因なのだ。

HEAD COVER

ルーの結晶塗装で仕上げられたヘッドカバーは、
アルミ薄肉鋳造タイプ。タペット音が静かになる多角フォルム。

ヘッドカバー

希望小売価格(税抜本体価格):廃盤
商品コード:EG.NL041
ヘッドカバーを交換しても性能が上がるわけではない。当然のことだ。 しかし、L型エンジンのチューニング度に応じてそれなりの「風格を持たせたい!」というのは、ヘッドカバーを交換する際の大きな理由になってくれる。 今では、当たり前のようになったヘッドカバーの上面の『3100』という数字は、カキモトレーシングのL型チューンに対する自信の現れだった。 タペット音が静かになる多角フォルムのアルミ薄肉鍛造タイプのヘッドカバーにブルーの結晶塗装で仕上げられており、ノーマルのヘッドカバーに比べると迫力が段違い。 カキモトレーシングが作り上げたチューニングエンジンのひな型とでもいうべきL28改3Lの証明だった。 ベースとなるエンジンは同じでも、モデファイされたエンジンは、ノーマルや他社製品とは全く違った仕様になってくる......。 当然、ヘッドカバーも違うものを選びたい。

k・Cam's CAM SHAFT

72度〜83度の作動角があり、リフト量は8.0〜9.3mm、
様々なプロフィール&リフト量の組み合わせがある。

カムシャフト

希望小売価格(税抜本体価格):廃盤
商品コード:下記表を参照
L型のヘッド部分の性格を決定するのがカムだが、柿本レーシングのプロフィールは、いろいろなメーカーから、類似品が出回る程の人気(?)を博している。 素材加工のカムは、72度〜83度の各種リフト量の違うタイプが5つ用意されている。 ドラッグ用の83度9.3mmリフトを例にとれば、中心角はIN:102度、EX:102度、オーバーラップは、128度にセットされている。 レバー比を1.5にセットすれば、最終的なバルブリフトは13.5mmとなる。 83度カムは80度カムに比べて、中速域のトルク&レスポンスが向上するという性格を持っている。 逆に80度タイプは過激な性格といえる。また,カムシャフト研磨が終わった後でタフトライド加工を施してあることも付け加えておきたい。
NAはもちろん、ターボ用のプロフィールも用意している。

RETAINER

SCM素材を使用。熱処理済。
クロモリ製のタイプ1、2、ツバ付き、チタン製の4種類。

クロモリリテーナー

【クロモリ製】
希望小売価格(税抜本体価格):廃盤
【チタン製】
希望小売価格(税抜本体価格):廃盤
動弁系の軽量化&強度アップはチューニングの必要条件だ。 特に軽量化がエンジン性能に及ぼす影響についてはご存じのことだと思うが、柿本レーシングでは、動弁系のパーツ開発に最も神経を使っている。 オリジナルのリテーナーは、クロモリ製のタイプ1、2、ツバ付き、チタン製の4種類。 クロモリ製のタイプ1は、ノーマルリテーナーより1.0mm高く、スプリングのセット長を41.5mmにセットでき、幅広い使用が可能。 タイプ2は、ノーマルリテーナーより3.0mm高く、スプリングのセット長を43.5mmになるように設定されている。 ツバ付きタイプはコッタービンが落ちにくいようにしたタイプ。 いずれもチッ化調質を施して、サージングに対処している。一方、チタン製のリテーナーはアルミ製とはぼ同質量。