INTAKE

INTAKE CHANBER

低回転から高回転全域に渡る
パワー・トルク・レスポンスアップを実現。

ターボ・スーパーチャージャー等の過給器の付いていないNA車にとって吸気効率は大きくパワー・トルク・レスポンスに影響する。 そこで今回、柿本改が目を向けたのがインテークシステムだ。 しかし、NA車の吸気は非常にシビアで、低回転から高回転全域に渡るパワー・トルクアップの実現は非常に難しい。
まずは、ストリート走行では低中回転での走行&アクセルのON/OFFが非常に多いことから、快適性を求め、低中回転域、急加速時等に発生するもたつきを解消することを目的とし開発がスタートした。
低中回転でのもたつきは、エンジンの空気を吸い込む力不足によるもの。 急加速時のもたつきは、急加速時には急激に多くの空気をエンジンは要求するが、スロットルからエアクリーナーまで距離のある車両の場合はエアクリーナーから吸い込んだ空気がエンジンに到達するまでのタイムラグ、抵抗等により発生してしまう。 後者を改善するにはスロットル直前から空気を吸い込むようにエアクリーナーの位置をずらしてしまうということも一つ考えられるが、スペースの問題や、トルクダウンが考えれるため、この方法は採用できない。 純正エアクリーナーからスロットルまでの限られたスペースで急加速時の空気不足を解消するにはスロットル直前に空気の溜め場を設けてやれば良い。 そうすることで、急加速時に必要とする空気をエンジンにいち早く供給する事を可能とし、低中回転域での空気の吸い込む力不足を手助けし、低速域でのトルクアップ&急加速時のレスポンスアップが可能となる。
それが、インテークチャンバーだ。非常に単純そうだが、単純にチャンバーを設けてしまうと、逆に吸気抵抗になってしまうこともあり、レスポンス・パワー・トルクが落ちてしまう事もある。 実際、開発には数多くの試作・テストを行ったが、低中回転域のトルク、急加速時レスポンスでのパワー・トルク・レスポンスにまったく変化が起きないもの、アップするどころか、全体的にダウンしてしまうものなど、チャンバーの容積や形状によって同じ車両でも性能は大きく変化してしまう。 非常に困難であったが、数多くの試作・テストの結果、低中回転域のトルク、急加速時レスポンスアップに成功した。
しかし、これだけでは決して満足はしない。それが柿本改。低中回転域、急加速時等に発生するもたつきの解消はあくまでもファーストステップ。せっかくなら、全域にわたるトルク・レスポンス・パワーアップを実現したい。これが最終目的だ。
ファーストステップでは低中回転域のトルク、急加速時レスポンスアップを目標としたが、今度は高回転でのルク・レスポンス・パワーアップに目を向けた。高回転という部分だけを重視するとやはり、よりスムーズな吸気効率が重視される。 数多くの試作・テストの結果、全域に渡るルク・レスポンス・パワーアップの実現には、より抵抗を少なくし徹底的に吸入効率を高め、低中回転域・急加速時ではあくまでも不足する分の空気を補うようなチャンバーの容積・構造・パイプレイアウトを採用すれば良いという結論に至った。
ファーストステップで一端完成したものにさらに手を加え、再度、試作・テストを繰り返し、一車種、一車種車種に応じたチャンバーの容積・構造・パイプレイアウトを採用し、全域に渡るルク・レスポンス・パワーアップの実現に成功し、満足のいく形で柿本改インテークチャンバーがここに完成した。
こだわりは性能だけにとどまらず、品質も抜群!! 柿本改の職人によるフルTig溶接のステンレス仕様。
ピカッと光るインテークチャンバーに柿本改のエンブレムがエンジンルーム内のドレスアップにも大きく貢献する。
他とは一味も二味も違う、柿本改ならではの柿本改インテークチャンバー。NA車がもっと楽しくなる。
 

BPE/BLE用チャンバー構造

レガシィのBLE/BPEの場合は純正形状の関係上、エアクリーナーからスロットルへのインテークパイプのレイアウトが90°曲がっており、その部分にチャンバーを設ける形になる。
柿本改インテークチャンバーは適度な容積のチャンバー内部に上下方向に穴を設けたインナーパイプを設置。
これにより、高回転時には吸入エアーがよりスムーズに流れ、加速時のアクセルON時・低回転域では、インナーパイプ上下にあけられた穴から必要とする空気をチャンバー内部より取り込み、 空気不足を改善し、全域に渡るパワー・トルク・レスポンスアップを実現した。
 
※チャンバーの内部構造は車種によって異なります。